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フィンドホーン日記(その8)


●2002年2月20日午後~21日

さて前回のつづき。

アイリーンとの面会が終わって、バスでクルーニーに戻り、午後はシェアリング。

やはりアイリーンのことを話す人が多くみんな満足げだった。

僕も含めてそれほど期待してなかったっていうか、本は多少読んでたけどミーハー
的な感じで、サインもらえるかなーとか思って望んだ人も多かったこともあった
せいか、アイリーンとこういう対話ができて同じ時間を共有できたことは素晴ら
しい体験だった。

一言一言が重かったしとてもとてもクリアに伝わってきたし。

生(なま)アイリーンに会えただけでもフィンドホーンに来た甲斐があった
かもしれない。

今日の夜はフリーなのでパークのユニバーサルホールというところで行われる
セイクリッドダンス♪♪♪へ。

週に1,2回はこういうイベントがあるみたいでもちろん無料で参加できる。

コミュニティに住んでる人が大体100人ぐらい集まって3時間ぐらいひたすら
踊り続ける。途中で休憩はあるけど。

動き自体はそれほど激しくないので歳をとった人でも楽しめるダンスだがけっこう
いい運動になる。

こういうダンスとかテーゼとか瞑想とかが日常のなかでとけこんでいて、特別な
ものでない環境であるフィンドホーンというところはやはり不思議なところだし、
僕にとっても魅力的な場所でもあった。いま思い返してみても。

次の日(2/21)は午前中はラブインアクションでカランガーデンへ。

今日はキャサリンと一緒に落ち葉っぽい堆肥を木の根のところにまく作業。

スコットランドはほんとうに天気の変化が激しく、朝天気がいいなと思ってたら、
すぐ雪になったり雨になったり、ここって時間の進むのが早いんじゃないって
本気で思ってしまうほどのところだった。

午後はフリーで夜はシェアリングをしてこの日も終了。

毎日夜のプログラムは21時頃終わってその後フリーになる。

ほとんどの人はお風呂にはいって寝てしまうのだが、僕を含めて夜更かし組が何人
かいて22時過ぎぐらいからロビーに集まってきて、お茶を飲みながらうだうだと
くだらない話からけっこう重い(?)まで話すことが多かった。

いつのまに夜中の2時過ぎまでってこともあった。

とくに自殺未遂を繰りかえしてきたり、拒食と過食をくりかえして精神的に
おかしくなったり、いろんな人格があらわれてきて精神分裂病と診断されたり
とかいうことがあってフィンドホーンにきた人とかからいろんな話を聞いて
いると、それぞれいろんな人生あるよなあと改めて思う。

僕はあまり初対面の人と仲良くなるのは得意ではないんだけど、そういう人たち
ともわりとすぐプライベートなことも気軽に話せるようになったのはちょっと
自分でも不思議だった。これがフィンドホーンという場の力なのかもしれない。

そういうわけでこのExperience Weekも次の日が最終日となる。


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